八重山(やいま)三線工房について~質へのこだわり~

三線の棹に使われる島産木材。

木材

今大変入手困難で貴重な木材と言われている八重山黒檀ですが、それと今や双璧をなす『ゆし木の実(芯)』があるのをご存じでしょうか。この『ゆし木の実(芯)』は重く密度が高く三線棹の材料としては最上級に入るものとなります。この島材のゆし木も伐採禁止となっており大変入手困難なのです。




島材ゆし木とは

そもそもゆし木とは和名『イスノキ』と呼ばれる木で民家に使われる木としても人気がありかつ高級なものでした。沖縄本島では防風林に使われるほど強固でかつしなやかさをもつのがゆし木です。そのゆし木の実の締まりは実際手に取ってみると本当に驚くと思います。名器と言われる三線「開鐘(けーじょー)三線」をご存じでしょうか。その中の一つ「富盛開鐘」実は『ゆし木』を使っているのです。どんな音を求めるかで材料も違ったのでしょうが、八重山黒檀居並ぶ開鐘三線の中に『ゆし木』があったのも作ってみるとうなずけます。柔らかく優しくどこまでも響く音。実が詰まったしなやかなゆし木芯ならではの響きは格別です。
しかし、元々そんなに太い芯があるほど太い木が多く存在しないゆし木です。伐採禁止となった今では三線の棹として充分な音を奏でるだけの実のしまったゆし木の芯材が品薄になっても当然です。多分この先『ゆし木の芯材』も『八重山黒檀』と同等に、いやそれ以上に品薄になり価格が高騰するとまで言われています。現在すでに『ゆし木の実(芯材)』の相場となると10万円越え~30万円前後となっているのが一般的です。
ゆし木のランクは黒檀と同じく芯の多さで決まるのが一般的です。『ゆし木』から『ゆし木実入り』『ゆしの実』と大まかに3ランクで考えるとわかりやすいかもしれません。見た目でも判断しやすいです。外側から芯に向けて薄茶~濃茶になっているので、たとえ黒塗りをしていても猿尾(太鼓の先、心の出ている部分)の色(茶色の濃さ)を見れば見分けが付きます。
ゆし木の芯には濃茶の模様が入る事があります。この模様が透明塗りをするとまた際立って綺麗です。
原木ゆし ゆしさお

八重山(やいま)三線工房はゆし木に特化した三線店です

このように、三線の棹として貴重な八重山黒檀に並ぶ貴重な島産ゆし木。特に当店で入荷、保存しているゆし木は主に古民家で使用されていた木材ですので、何十年と経っているため充分乾燥されており、現在一般に販売されている『ゆし木』とは実の締まり具合、硬さは比ではありません。島材専門店ならではの自信があります。(ときに気を付けていただきたいのは余りにも廉価なゆし木の三線は乾燥が充分でないものがあります。入手、製作を急ぐためです。)
やいま三線店のゆし木は乾燥も十分ですので捻る事もなく、すぐ削れる状態にあり、即製作、お渡しする事が出来ます。
その中には『ゆし木の実』いわゆるの芯材(こちらでは黒ゆしと呼ばれています)も充分あります。
しなやかで実が引き締まっている、充分に乾燥させた『黒ゆし』の響きは八重山黒檀とはまた違った音色で魅了されるはずです。
原木ゆし 粗切り



国内産の木は全て石垣島産です。

黒木2

現在伐採禁止で非常に入手困難、高騰している黒木も当店では全て『八重山黒木』を扱っています。 石垣島では庭に黒木を植えるのが慣習となっています。そしてその木を交渉しなんとか購入にこぎつける事で三線としてお客様に提供しています。そのため、すべて本物の八重山黒檀なのです。


黒木棹

真っ黒な八重山黒木の芯材だけで棹をつくろうと思うと芯だけでどのくらいの大きさが必要かわかりますでしょうか。それだけ太い芯をもつ八重山黒木は伐採禁止となった今ほぼ流通していません。当店では『石垣島』の強みを生かし、まだ完全な乾燥前ですが、ほぼ真っ黒の棹を提供できる黒木があります。


また、すでに仕上げてある棹にも十何本と黒木芯材の棹があります


原木黒木
本物の八重山黒木の棹には一生ものの価値があります。ぜひ一つ、お手元に残してはいかがでしょうか。石垣島の『やいま三線工房』から本物の八重山黒木を心をこめてお届けいたします。


※八重山黒檀(八重山黒木)の棹が欲しい方

八重山黒檀(黒木)は伐採禁止ですが、民家の方から庭にあるのを交渉の上購入する方向で何本か用意するようにしております。ですがまだ生木(乾燥が充分に進んでいない)ため、お客様に三線の棹として提供出来るまでに3年以上の歳月を要します。今現在オーダーに対応できる状態の八重山黒檀はほんの数本、現状のオーダー分のみとなっておりますので、ご了承ください。
八重山黒檀に関しては、すでに出来ている棹がいくつかあります。
型は選べませんが、よろしければセミオーダーでも是非検討してください。


黒木2

黒木2



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